【2004.01.31・・・No.51 ローストビーフ・・・】


話し、がらっと変わって・・・ 中田ヒデがボローニャに(レンタル) 移籍、ペルージャ時代の恩師の下ペルージャ時代の如く活躍しそうである・・・ことを願う。サッカーの中田やら俊輔が海外のトップリーグで活躍する話題、ことのほか元気を与えてくれる(只今俊輔は、ちとクライが)。ゴジラ松井やイチローの活躍も同じ、なんだか明るい気持ちにしてくれる。彼らの語る言葉からは「ひたむきに自分の技術を高めようという意欲、純粋さ」が伝わる・・・大したもんだ、と思う。彼ら一流の選手は、10代の頃から「自分に何が足りなくて、何を、どんな努力をすれば向上できるのか?」ということを、孤独の中でひたすら考え抜き、その考えに基づいて自分を鍛えてきたんだなぁ、と思う。彼らはある種の天才かもしれない・・・でも、スポーツにしろ芸術にしろ天才って言うのは「ひとつの目標に向かってどれだけ専心・孤独になって自分自身の課題に向き合えるか」という能力のような気がする。彼らが世界のトップレベルで切磋琢磨している姿、活躍のニュースは、悲惨な事件の多い新聞社会面 の記事の中、ころさら元気づけてくれる話題である。自分にも「自分自身の建築の課題と向き合い、自分の技術を高めていこう」と、思わせてくれる。

今回のオススメMusic、ジャズピアノの超(有)名曲の二品。ビル・エヴァンス「ワルツ・フォー・デビイ」・・・なんて美しいイントロなんだろう、ピアノとベースの単音が3度で重なり合う響き、 やがてピアノが駆け出す。アルバム『ワルツ・フォー・デビー』に収録されている。1961年6月25日ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ演奏。特にスコット・ラファロの瑞々しいベース離れした?ベース・プレイが聞き物。もう一曲はバド・パウエルの鬼気迫る演奏、超々有名「CLEOPATRA'S DREAM」。皆さんどこかで聴いたことある曲、それもそのはず、この曲は何度となく、CFやテレビ番組のテーマ曲に使われている。「クレオパトラの夢」というタイトルのこの曲、どこかエキゾチックで心魅かれ、なんとも表現しがたい哀愁がある。

 
「Waltz for Debbie/Bill Evans 」

「The scene changes/Bud Powell」

今夜の事務所のメシは、はチョイト豪華?そうな「ローストビーフ」。まさか、事務所でオーブン構えてローストビーフ焼いた訳じゃあない・・・頂き物のローストビーフ、只しソースはBOSSのオリジナル「赤ワインきのこソース」である。付け合わせはペペロチーノのパスタ、相変わらず、料理の盛りつけセンスなくてすみません--; 、、、なにせ只今、「東山通 歯科クリニック」の実施設計で、目吊上目血走目頭熱目涙目点、状況なもんで・・・。

 



【2004.01.05・・・No.50 ソースカツ丼・・・】


皆々様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年こそは、日本全国津々浦々、輝ける年になりますように・・・

昨年完成した建築は『HX』『Ka』『Kn』の三軒だった・・・今年は一体どのくらい建築創れるやら。ウチの事務所のスタッフ連(takeとmutsuga)も頼もしくなって(←ホントかぁ??)、建築創る力 がボチボチついてきた。スタッフのtakeとmutsugaも、デザイン能力・計画能力に優れているが、今年はもっと泥臭い粘り強さを身に付けて欲しい、と思う。ここ数年では事務所のパワーも一番整っているとは思うが、まだまだ飛躍したい・・・。

昨年の三軒の建築は、自分達にも満足のいく建築創れた、とは思う(お陰様で中部建築賞も頂いた)。もちろん、クライアントの皆さん、大変喜んでくださったことが何よりもの成果 である。今年創る建築はさらに「建築の完成度」を高めたい・・・とは、毎年年頭の初詣りで祈願することである。自分も45歳のオッサンになってしまった。若い時代には見えなかったモノ・コト・デザイン、この歳になって初めて観えてきたモノ・コト・デザインもある。歳を取るということは、確かに「瑞々しい感性」とはウラハラではあるが、「瑞々しい感性」を失くすのではなく、蓄えていけるように、日々の生活の中で感受性を磨いていたい・・・と思う。その上で、歳を重ねていってはじめて観えてくるモノ・コト・デザインをこの手で掴み、建築として創っていきたい。歳を重ねれば、何かと丸く収めたがる自分がいる・・・そんな自分に抗い 何時の時代も精一杯の精魂込めた建築を創っていこう、と思う。

そんなこんなで、ただいま進行中の計画案などを御紹介。

名古屋市市内、名東区高間町の閑静な住宅街に建つ「オーナー邸+賃貸住宅」の共同住宅。昨年の「HX」をご覧になったクライアントのSさん、「HXに負けないような建築を・・・」ということでクライアントさんともども意気込んでおります。賃貸住宅は、若い世代のカップル向けにオシャレな生活空間(1LDK、メゾネットタイプの1LDK )を7戸計画しています。外観はシンプルさを第一としたディテールでまとめ、賃貸アパート特有の「生活臭さ」は外部に一切発散しないような構成・建築的仕掛け。周囲の町並みからは突出しない建物高さ、景観上町並に溶け込める外観。完成予定は2005年の三月、入居御希望の方は、アーキスタジオまで御一報ください。

お正月は、毎年恒例で一宮の実家で年越し〜元日は裏の木曽川で子供と凧揚げ、3日は家族でスキー。今年のスキーは日帰りで長野の伊那・駒ケ根方面 へ。伊那方面のスキー場 は天候穏やかで晴天(その分雪は少ない)、ゲレンデもファミリー向けのタラタラコースである。まぁ、我が家の子連れスキーにはもってこいのゲレンデ、さむ〜いゲレンデはイヤだ・・・。サム〜イ冬山登山なんていまじゃ考えられん、軟弱ファミリースキーである(山登り時代はこちらコチラ)。ウチの子(上は小5年生、下は小3年生)二人ともスキー上達して、カミサンともども子供の後追っかけて滑るのも、本気だしてスピードだして滑らないとシンドクなってきた。 来年、再来年の家族スキーが楽しみなのか?シンドイのか・・・。 伊那・駒ケ根の名物料理は「ソースカツ丼」。いまじゃ、名古屋のファミレスメニューにもある知名度。今回も食したが・・・毎度、一口目・二口・三口目ぐらいまではおいしく食べれるが、食が進むにつれトンカツとウスターソースの単調な味とボリュームに箸が重くなる・・・最期は、食べ残しギブアップ、毎度のことである。「ソースカツ丼」という代物、早い話が「豚カツライス」をまとめて丼に盛りつけた、だけ、である。申し訳ない言い方すれば「売り物の料理」というレベルになっていない、工夫のないメニュー、と思う。そんなこんなで、正月の和食攻めにも飽きたし、「ソースカツ丼」はenough、スキー場の帰りの夕飯は気分一心「イタ飯」にした。どうせ田舎のイタ飯屋なんて・・・とブツクサ言いながら入った店が「Trattoria OGURA」というお店。ピザやら自家製パスタ、小海老のフリット、リゾットやら色々頼んだ。ブツクサ言って入った割に・・・これまたびっくりのおいしいお店、だった。メニューは山間部ということもあって定番素材(冷凍のアサリやら乾燥ポルチーニ茸、自家製ベーコン...etc.)しかないが、当然リーズナブルな値段でしかも(名古屋市内のマスコミずれしたイタ飯屋よりは遥かに)真面 目に料理していた。「Trattoria OGURA」というお店、高速道路の駒ケ根インターを降りて、左折〜500mぐらいの左手の奥まったところにあります(手前に「名物ソースカツ丼」というやたらと流行っている店の奥、になります)。よかったら、行ってみてください(TEL 0265-81-0788)。

      
正月からぶつぶつ申すBOSS・・・・

駒ケ根名物「ソースカツ丼」
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「簡単過ぎる当たり前なレシピ」です。

正月明け4日は家族で「ハム太郎とゴジラvs.メカゴジラ」の映画、これも年中行事になってしまった・・・来年からは子供たちだけで「ハム太郎とゴジラ」観させて、隣のホールでカミサンと「話題作映画(今年で言えばラストサムライ)」観ること、としよう・・・。

 


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