よく、聞かれることで「何故、真っ白系の建築ですか?」というお話・・・。
るミニマル路線の建築「真っ白+ガラス+スチール」系の設計やっていて、思うこと。
それは、建築のプロポーションや空間構成が素っ裸で表現される = 建築のプロポーションや空間構成のゴマカシが効かない。
だからこそ創り出す「空間の造形」や、空間を構成するパーツの一つ一つの細部まで、徹底してキレイであることが絶対条件、と実感します。
建築素材の質感に頼らない分、余計に「建築空間の美しさ」そのものが勝負どころとなる訳です。
設計させて頂く側としては大変面白いです。
私の場合、最初の作品「218HOUSE」以来、いわゆるコートハウスのスタイルが多いようです。中庭まで含め、室内〜屋外が一体となった空間をつくる。そのことによって外部の自然環境を室内にとりこみ、四季折々の庭木や、刻々と変化する光と陰、そんなありふれた自然の景色を建築空間のフレーミングにおさめたい。忙しげな日々の生活の最中でも、ちょっとした四季の移ろいを感じられるような「家」を造りたいものです。