【2003.11.30・・・No.46 おでん・・・】

この夏から秋にかけて、釈迦力になって実施設計してきた二件の住宅Sz-residenceとSr-rwsidenceがおかげ様で着工の運びとなった。二件ともゼネコンとのギリギリの工事金額折衝、冷や汗タラタラ(-.-;)である。結果 的にハイコストパフォーマンスでゼネコンが決まった、毎度のことか・・・。そんな具合で本日はSz-residenceの地鎮祭。昔、設計事務所の修業時代、所長オヤジが「地鎮祭の時はなあぁ、神主さんの祝詞ききながら、施主との出会いを神様に感謝するんだぞぉ」とよく言っていたが・・・当時の自分には「また、オヤジの古くさい説教かぁ」と鬱陶しがっていたもんだ。ところが、いま自営業としてかれこれ15年も設計事務所やっているわけだが、今度の12月でもう45歳のオッサンになる私・・・当時の修業時代の所長オヤジが「地鎮祭の時はなあぁ、神主さんの祝詞ききながら神様に感謝するんだぞぉ」という言葉がひしひしと実感されるようになった。毎度毎度、神主さんの祝詞の最中に考えること「施主さんとの出会いから始まって喧々諤々のプラン打ち合わせ〜必死こいての実施設計〜冷や汗タラタラのゼネコン交渉、等々」走馬灯のように思い返す、ようにしている。そうすることによって、このまっさらな敷地にゼロから建築造るんだぁ、という実感が沸き、改めて現場監理に意気込む・・・地鎮祭の最中は、ひたすら頭ペコペコの繰り返し・・・ではある、が、これも伝統的な日本文化だ。




お次はJazzネタ。 デビッドサンボーン、アルトサックス奏者。'80年代のサンボーンは、メローありファンキーありで若々しくどれも好きだ。始めて聞いたのが大学4年'81年頃、Jazz通 の友達が「お勧めアルトサックスは デビッドサンボーン」と教えてくれた。'80年代のサンボーンは、リズム隊はオマーハキムとマーカスミラー、曲も全般 にいかにもこの時代のあの「空気」が充満していて懐かしく、いわゆる「フュージョン」好きのオッサン方には絶対にオススメです。そう言えば'88年頃だったか、名古屋の庄内川緑地公園の野外ジャズフェスティバル「Live Under The Sky」でサンボーンのコンサートを観た。カッコいいコンサートだった。そのコンサートでのトリは、大御所マイルスデイビスだったが、当時のマイルス、年寄りジイサンって感じでつまらんかった・・・マイルスデイビスの前座?っていう感じのデビッドサンボーンのほうが遥かにワクワクする演奏を聞かせてくれた。下の3枚のアルバムが、設計事務所修業時代によく聞いた自分にとっては懐かしいアルバム。


「As We Speak /David Sanborn」
1981

「A Change of Heart /David Sanborn」
1987
 

「Double Vision /Bob James and
David Sanborn」1986


11月の押し迫り、明日からもう師走。 ウチの事務所も毎夜「鍋」である。一昨日は「おでん」、適当におでんダネかいこんでぐつぐつ煮る。余ったので昨日のオカズもおでんだった・・・。





【2003.11.15・・・No.45 讃岐うどん & 鍋・・・】


このコラム、今年の年頭から始めて延々・・・と44話、書きなぐってきた・・・が、BOSSの雑文力も力尽きて、9月からサボっている、が・・・イヤイヤ、まだまだ頑張らねば、と思い直した、TVでワールドカップバレーを観ていて(事務所で夕飯の鍋をスタッフとつつきながら)、ついついはまってしまった、オレも頑張ろう、という気になった。オッサンも「栗原と大山」フレッシュな19歳コンビのファンになってしまった。なんといっても彼女達のひたむきで真っ直ぐな意気込みが気持ちヨイ、オッサンにも勇気づけてくれる試合を見せてくれた、感謝。

大垣のKn邸もいよいよ完成だ。ここ数年来のテーマ(といっても明確に意識している訳ではない・・・) 「室内に外部空間・自然の光陰を取り込む」スタイルが結構イイセンいっている、と思う。この住宅の内部・外部どこに佇んでも、自然の光と陰が美しいシーンを演出してくれる。なんだかワクワクした気分、の出来栄え?が嬉しいかぎり・・・。



久々の音楽ネタ。最近、Radio-iの夜10時からの番組で、オッサン世代には懐かしい「ウェザー リポート」がよくかかる。懐かしいJazz〜Fusionバンドだ。丁度、大学に入学したころ流行っていたのが「Heavy Weather 」というアルバム。有名な曲「Birdland(←後にマンハッタントランスファーがカバーしてヒット曲となる)」で始まり、今は亡き天才奇人ベーシストが奏でるベースラインにに泣く「A Remark You Made 」と「Teen Town 」、懐かしいかぎり、東京は杉並の下宿、家賃 15,000円/月 での学生生活が思い浮かぶ・・・。「ウェザー リポート」というバンドはリーダーのジョー・ザビヌルが、キャノンボール・アダレイのグループ 「マーシー・マーシー・マーシー」の作曲者で有名だった人。サックス奏者が ウェイン・ショーター。ジャズ・メッセンジャーズから マイルスのグループへ・・・才能豊かで、コルトレーンの影響も強くモダンジャズのメインストリート派。 最初のベーシストがミロスラフ・ビトウス(この人のベースアフリカンチックでよかった)、「Black Market」から ジャコ・パストリアスが参加して、2作目「ヘビー・ウェザー」で 双頭から三頭バンドになり、この頃がウェザー リポートの絶頂期。自分も学生時代に来日した折りにコンサートいきたかったが・・・下宿でひとりFMラジオで東京公演のライブ演奏放送していたのを聞いていた、のが懐かしい。 この頃のライブレコードが「8:30」というアルバム。この中での「Teen Town(Live)」のジャコのベースが聞き物である。


「Black Market/WEATHER REPORT」

「Heavy Weather/WEATHER REPORT 」
 

「8:30 /WEATHER REPORT」


次は「讃岐うどん」。世の中「讃岐うどん」ブームである。オレも随分と「麺食い」で「ラーメン・うどん・そば・パスタ」語らせりゃ朝まで喋っている。先日NHKのTVで「おばあちゃんの讃岐うどん」観て感動した。我が家でも早速通 販で「本場の讃岐うどん」を取り寄せた。讃岐うどんは素うどんが一番うまい!ってもんだ。それにしても「讃岐うどん」もラーメンと一緒でWeb上に「蘊蓄情報と旨い店」情報が氾濫している・・・かいつまんで「讃岐うどん狂い花鳥の讃岐うどん喰い隊!!」「愛してます!讃岐うどん」「讃岐うどん王国 〜さぬきうどんたべまい〜」「麺聖のうどんグルメの旅」・・・等々キリがない。


事務所の賄いも「鍋」の季節になった
一宮のオヤジが早速「白菜・ホウレンソウ・葱・春菊...etc.」届けてくれた
事務所でひたすら野菜喰らう日々、鍋三昧である
オヤジのつくった蕪もイケていて「蕪の浅漬」にする。

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