【2004.04.18・・・No.58 アオヤギ・・・】


四月になっても・・・このコラムサボりぎみ、なにか書かにゃあいかん、とは思いつつ四月も早半ばである。なにせ進行中の現場が活気を帯びてきた時期、毎日毎日現場チェックやら検査やら、現場通 いと打ち合わせが続く・・・。現場では相も変わらず「喜怒哀楽」、現場の出来栄えにニンマリ(←我が設計に対して?)することあれば、怒鳴ったりもしてしまう・・・。施主さんにとっちゃあ一世一代の命懸け?の家造り、こちらもそれを思えばこそ、遮二無二な気持ちで精魂込めた建築造らせていただく。だからこそ現場で「気の抜けたような姿勢の仕事」をみてしまえば(←そうそうあるもんではありませんが、たまぁ〜にあります気の抜けた仕事が・・・)激怒してしまう。そんなこんなで、BOSSの機嫌に左右されるウチのスタッフはたまったもんじゃあない、ってか?

Sr-residence
Sz-residence

この三月四月と旬の「春野菜」頂くことが多い。一宮の実家、クライアントのSrさん、自宅のお隣さん等々から色々頂き、有り難く事務所の「賄いメシ」に消化させていただく、感謝。菜の花・ほうれん草・筍・山芋・里芋・ワケギに葱・春キャベツ...etc.ひたすら野菜食い、春の日々である。ワケギは定番で「アオヤギのぬ た」となり、菜の花は定番「菜の花の辛子醤油和え」、菜の花と旬のアサリを合わせたボンゴレビアンコスパゲッティもおいしい。筍も定番「筍ご飯」、山芋は、ちょい厚めに輪切りしてフライパンで炙って出汁醤油で薄めに味付けしただけ、ってのも美味しい。里芋はイカと合わせて煮っころがし、春キャベツはベーコンと合わせてミネストローネ・・・等々。

大根と鳥肉の煮付け、菜の花の辛子醤油和え
筍ご飯に白菜浅漬け、豚味噌うどん

ところで潮干狩りのシーズン真っ盛り、我が家も毎年恒例の春行事、今年もいくゾォ!。潮干狩りにいっていつも不思議に思うのが、何故「バカガイ」があれほど蔑まれ「バカ」にされ、見向きもされないのか?この東海地方特有の「バカガイ差別 」なのか?。どなたか他の地方の「バカガイ」事情ご存知の方、例えば他の地方の潮干狩りでは「バカガイもアサリと同様に扱われ決して差別 されることはない」とかの諸学説うんぬん・・・あれば是非教えて頂きたい。「バカガイ」っていうのは「アオヤギ」のこと、関東地方では昔っからポピュラーな食材で「青柳丼」やら「青柳の生姜醤油煮」等々があったりする。この地方でもスーパーで剥き身になって売られている。自分もアオヤギの身はアサリに負けず劣らず美味っい!と思っている。何故か潮干狩りでは「バカガイ」だけが蔑まされている (i_i)・・・一度「バカガイ」ばっか集めて自宅で砂抜きして「アオヤギの煮付け」こさえてみたことある。やっぱ美味しいと思ったし、食べても何ら体に変調の兆しはなかった。でも悲しいかなうちのカミさんと子供たちは気持ちワルがって食べようとしなかった←そのくせ、スーパーで買ってくるアオヤギの剥き身は美味しい、って食べている。まさに潮干狩りにおける「バカガイ差別 」の実態である。かような訳でWeb上で「バカガイ」について調べていたらこのサイトが面 白かった。潮干狩りフリークの方は是非このサイト覗いてみてください。


ワケギとアオヤギのぬた、山芋の千切り

いつもの音楽ネタ。最近事務所でよく聞いているCD、スティーリーダンの「GAUCHO」というアルバム。'80年の作品。'77にリリースされた前作「Aja」は世紀の名盤、サウンドの隅々までコントロールされた完璧なアレンジと演奏のアルバムだった。しかしこの「ガウチョ」では、前作に比べると(いい意味で)肩の力が抜けたリラックスしたアレンジと演奏、どことなく隙間のあるサウンド、そこいらへんがまた味のある音創り、私の好きなアルバムの一つです。「Aja」ではアジアをテーマにした(ジャケットのモデルとデザインも日本人が手掛けた)アルバムだったのに対して、「ガウチョ」では南米の地をテーマにして音創りをしています(ガウチョとは南米の牧童のこと、アルゼンチンでは「ガウチョ」という言葉に「英雄」の意味を込めて使うらしい)。オススメ曲は「Glamour Profession」とタイトル曲「Gaucho」。

彩(Aja)/ Steely Dan 1977
ガウチョ(gaucho)/ Steely Dan 1980

 

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