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2006年04月03日

● 桜の季節に・・・・

 世の中、桜に迎えられように新入生や新人さんの姿がちらほらしてきました。

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 今どきの就職活動、まるまる一年以上も前から始めなくてならないらしい?、なんだか大変そうです。私らのようなアトリエ設計事務所にとっては、どうにも違和感を感じてしまいます。私らの頃は、設計事務所志望ならば、まず大学での設計課題が優先、早くても年末、殆どが卒業設計の終わる3月からが、設計事務所への就活時期でしたが・・・。こちらも、そりゃあ優秀な人材が欲しいには違いなく、世間並にあわせずにはおりません。

 そんなこんなで、ここ2〜3ヶ月、若い方の「建築作品」をチラホラ拝見する機会がありました。大学で建築の教養身に付けるのは大変重要なことと思います。拝見した設計の課題に関しては、リアリティのないぁ(当たり前か?)なんて思ってしまいました、失礼・・・。まぁ、大学で学んだ教養、その後の人生、色んな局面で各々の哲学に役に立つかどうかはその人次第、ってもんです。実社会にでてしまえば、悲しいかな仕事に忙しく、悠長に?学術書ひもとくのが億劫になってしまいます。

 普通、実社会というのは、大学でやっている学問とは異なり、学んだことがそのまま活かせるワケでもありあせん。ただ、私らのような「モノ造り」の現場、大学で学んできた教養を活かすチャンスは、かなりあります。まっさらな敷地に、自分の創造する建築を造りこと・・コトバで言ってしまえばたやすいのですが・・・。

 実際に建築創るためにはクライアントさんに巡り合い、経済性・世の中のの価値観との葛藤、ゼネコンとの葛藤?等々・・・自分の能力ではどうにもコントロールできないことばかりです。それでも、自分の理想とする建築をつくりだすこことにチャレンジしていかなければなりません。そのことを諦めて「自分は世間並みの建築の設計で・・・」と思ってしまえば楽にはなるでしょう。そんな楽になりたい、と思う自分の気持ちとの葛藤もあります。

 二十代のうちは、楽になることを考えるよりも、ぜひ「自分の理想とする建築をつくる」ことに向けての修練の時期と考えるべきです。その意欲が一番大事。自分の目標に向かう意欲さえあれば建築の技術、はたまたクライアントとのコミュニケーション能力やマーケティング分析能力も自然と身についてくるでしょう。その時都合の「楽」なことばかりの二十代では、まともな技術さえも身につかないでしょう。

 建築のデザイン能力というのは、単にデザイン・グラフィックのセンスが良い、というだけでは役にたちません。建築の技術、人とのコミュニケーション能力、マーケティング分析能力に裏付けられた建築デザイン能力が勝負どころです。

 修行時代に覚えるべき建築技術、品質管理、法令...等々、なんてものは、漫然と10年もやっていれば身に付きます。しかし、漫然と覚えた技術では「世間並みの建築の設計」はできても、それ以上のモノは創れません。いまの時代、設計事務所の修行時代に覚えるべき建築技術、品質管理、法令...等々、私が過ごした’80年代に比べると倍近い量があるかもしれません。しかし一方では、これからの時代、確実に「縁故」よりも「実力ある者」にチャンスがある時代になってきています(’80年〜'90年代は、まだまだ縁故がなければチャンスもない時代でしたが)。二十代の一年一年、着実に技術を身に付けた自分、ステップアップしていく自分を実感することが大切に思います。

 なんだか、今回の記事、季節柄入社式?じみてしまいましたが、、、、お疲れさんでした・・・ま、いいっか?たまにはこんなハナシでも。

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