2006年01月19日

●コルトレーン・・・・

 Jazzネタ。学生時代は、難しいカオしてコルトレーンに聞きほれていた。大学4年のゼミの友人の一人が相当なJazzレコードのコレクターで、ちょくちょくレコード貸してもらってはカセットに録音していた(←1980年当時はレンタルレコード店なんかなかった)。ゼミでは法隆寺の五重の搭の1/10の構造模型を、大工が如くエッチラおっちらこさえていた、マイルスやらコルトレーン、ビルエバンス等々聞きながら・・・ノミとトンカチもってコツコツとやっていた。

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 当時一番よく聞いたレコードが「Transition / John Coltrane」。有名な「至上の愛」や「My Favorite Things」もよく聞いたが、この「トランジションが」一番だった。 「至上の愛」のあとの1964年頃の録音だったと思うが、コルトレーンがいささか過激になりつつ、フリージャズに走り出す直前の演奏。「至上の愛」よりも過激なセッション、バックのマッコイタイナーやエルビンジョーンズも必死になってコルトレーンを追いかけているような演奏である。
 もう一枚、コルトレーンでのお気に入り。「Sonny's Crib / Sonny Clark」ソニークラークのリーダーアルバムでのコルトレーン。ソニークラークというピアニストは、ピアノトリオでの演奏はイマイチ地味だが・・・管楽器従えたカルテットやクインテットでは、なかなかの名演奏が多い。この「Sonny's Crib 」でもドナルドバードのトランペット、カーティスフラーのトロンボーン、コルトレーンのテナーサックス等々豪華な役者揃い。わたしゃ、このアルバムの中のスタンダードナンバー「Speak Low」がお気に入りです。
 いやぁ〜Jazzっていうのは、やっぱムズカシイ顔して聞くのが一番です・・・どこぞのコギレイなカフェの、オシャレなJazz なんてクソ喰らえ!です。

2006年01月16日

●オープンハウス・・・・

 このcolumnもブログスタイルに更新してからは、こまめに記事書くようになったのは結構だが・・・ここんところ、喰いモノねたが続いているようで・・・・。
 昨日は久々に、他の設計屋さんのオープンハウスに見学参じてきた。この方コノ作品です。設計者の中村さん、見学させていただきまして有り難うございました。大変勉強になりました。それと、施工者の加納工務店さんには、いつも大変お世話になっております。

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 ひとことで言って、随分感心しました。中村さんは隈研吾事務所で修業積まれた方。感心したのは、上の写真でもお分かりかと思うが、細〜い(60mmφ?)鉄骨丸柱(しかも溶接部分は無垢鋼材)で支える構造計画。設計技術、施工技術的には思いっきり高度なレベルの設計である。そりゃあ、構造設計は「オーク構造設計」の新谷センセイだし、鉄骨施工は、伊藤豊雄の仙台メディアテークを施工した造船鍛冶屋さんだもんなぁ・・・でなきゃあ、あのレベルの構造設計や鉄骨工事はムリだて・・・。
 驚いたのは、設計者がまだ31歳の若さ(?、失礼)で、あのレベルの建物を実現させた実力である。まず、施主に思い切った空間構成を認めてもらえる、という実力。次に、かなり高度な設計内容をサポートしてくれる構造設計や設備設計の人達に恵まれ、尚且その人たちから信頼されていなければ実現できない。次に、高度な特殊施工技術をもつ専門施工業者を日本各地から引っ張ってこられる力量(高度な溶接技術をもつ石巻の造船鍛冶屋さんやら、相当レベルの高い塗装工事は大阪から出張してきたらしい・・・)。
 この建物見学して、自分に気がついたこと・・・自分はあらためて「堅実主義の名古屋人」なんだなぁ、と思ってしまった。だって、あの細〜い無垢の鉄骨柱林立する空間の面白さの価値、はよ〜くわかるが・・・・。
 天井の溶接接合された鉄板スラブでもって、屋根面の水平剛性を確保しているのは理解できる。伊藤豊雄やら妹島さんの構造設計している佐々木ダイセンセイがよくやっていらっしゃる構造型式だ。無垢の細〜い丸柱で支える構造型式は隈研吾+オーク設計の新谷さんで実践済みの構造型式かと思う。
 あの室内空間と屋根の軽さを考えれば、普通に屋根水平ブレースを天井裏に隠すことができるんじゃあないか?それで構造的にも成立するか、と思う。そこいら辺をご本人には聞き損なってしまった・・・。
 お金かけて「溶接接合された鉄板スラブ状で水平剛性確保」しなくても同様な空間ができるならば?その分のお金は、建物の設計の力量にしては物足りない外構デザインや屋外看板などのサイン類金物に廻せるんじゃあないかなぁ・・・いかにも「堅実主義の名古屋人」的発想してしまう自分に気がつく・・・。
 でも、でも、・・・こんな自分のような発想で建築を創作していたんじゃあ、いつまで経っても、ありきたりのストラクチャーデザインから脱せれない???・・と思う自分にも気が付いた。設計屋稼業、いつもチャレンジするレベルのストラクチャーデザインで切磋琢磨していることも大切。それがあって、人を感動させる空間が実現できるんじゃあないか、とも思う。そんなこんな、色々と考えさせて頂いたオープンハウスでした。

2006年01月14日

●いさきの煮付け・・・・

 あさ、でがけにチラッとみる「はなまるマーケット」、ちょっとした料理のコツをやっていてて、結構参考にする。以前は「かぼちゃの含め煮」のコツ〜かぼちゃは低温から(50°〜60°)じっくり煮ると甘味が増す〜というのも大変参考になった。
 先日は「鰈の煮付け」やっていた。魚の煮付けのコツは〜1.魚の臭み取り→事前に塩振りして、15分程おき、表面の水分と一緒に臭みを拭きとる→2,熱湯を振りかける→3.最初は酒のみで5分程煮たのち、みりんやら砂糖やらの合わせ調味料を加える→4.灰汁とりはまめに→5.ときどき落とし蓋を外して、煮汁を魚にふりかける→6.生姜は終わり頃に生姜汁と一緒に加える〜といったところ。ウチの事務所でもよく「煮魚」こさえるが「3.最初は酒のみで5分程煮た・・」「6.生姜は終わり頃に生姜汁と・・・」は知らなかった。大変参考になりました。

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 そいでもって、昨日の賄いメシは「黒豆ご飯+いさきの煮付け+水菜の胡麻和え+白菜浅漬け」。黒豆(一応丹波産らしい)はじめ水菜やら白菜などの野菜類は、殆どBOSSの実家親父の作、みそ汁の具は「里芋、人参、タマネギ、ネギ、等々具だくさん。結構、満足な夕飯でした・・・・。

2006年01月12日

●魚介のリゾット・・・・

 年明けから、和食の機会が多く、無性にトマトソース系が食べたくなった。トマトソースはうちの事務所の台所常備品。まとめてトマト缶4ケ分こさえておき、冷凍保存。パスタになったり、リゾットになったり、オムライスのソースやチキンソテーのソースに使い回す。

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 本日は「魚介(あさり、イカ、タコにシメジとベーコン角切り)のトマトソースリゾット」に「ミネストローネ」。相変わらずお恥ずかしい不細工な盛りつけ・・・お恥ずかしい、でもとっっても美味しかった!←自画自賛。スタッフと食しているときに気がついたが・・・こんな季節外れのアサリ、無理して使うんじゃなかった、考えてみれば今の季節「牡蛎」を具にしたリゾットにすればよかった、多少後悔しつつ・・・・。今度は牡蛎でリゾットこしらてみよう、トマトベースよりも「生クリーム+チーズ」系があいそうな気がする。

2006年01月09日

●拉麺紀行・・・・

 BOSSは新年早々から、「Hd-apm」の実施設計。いきなり、難しい構造とディテール設計に直面、なかなか本調子にはならず・・・・、がんばろう、と自分を励ましつつ、といったところ・・・。それでも、キッチンのPrimaveraさんから、新春ボーリング大会のお誘いがあったりして、ついついフラフラと遊んでしまう。昨日は、家族で映画にいってきた。『キングコング』観てきた。目茶苦茶おもしろかった。スケールの大きい3時間の長編映画、最後までドキドキハラハラ・・・、かなりオススメです。

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「Hd-apm」只今実施設計中・・・・


 そう言えば、年末から年明けにかけて結構ラーメン屋にいっている。最近は「ラ王ヘの道」から、好みにあう味を求めてあちこち行っている。最近のイチオシ拉麺屋は以前のcolumnにも書いたが『慈庵』。新しいメニューの「中華そば 味噌」がかなりの上出来。

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『慈庵 / 中華そば 味噌 750円』

その次が、スタッフのmutsuオススメの『一徳』というお店の「いっとくらーめん」。ら王さんも書いていらっしゃるが「塩ラーメン」なのか「しょうゆラーメン」なのか?定義付けできねるスープ・・・そんあこたぁ、どうでもよいが、美味い!と思った。その次が『巨泉』というお店の「あっさり塩らーめん」も美味しかった。そのほか『翠蓮』というお店もいったが・・・店がお洒落だし、店主も一生懸命に拉麺つくっているのはわかるが・・・まぁまぁ、イマイチだった。

2006年01月06日

●ひつまぶし・・・・

 みなさま、明けましておめでとうございます。本年もアーキスタジオをよろしくお願い申し上げます。

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 さて、今年のお正月も毎年同じパタ〜ン・・・すこし飽きてきた。 毎年恒例で一宮の実家で年越し〜元日は裏の木曽川で子供と凧揚げ、3日〜4日は家族でスキー。今年もスキーは飛騨高山の「朴の木平スキー場」 へ。今年は雪がドッサリあり過ぎ、でも、サラサラのパウダースノーで滑っていて気持ちよかったです。

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 仕事始めは、毎年1月5日。初日は、スタッフとメシたらふく喰って帰るだけ。昨年はちょいとキバッテ、イタ飯「サバティーニ」だった。今年は、かの有名な「あつた蓬莱軒」。蓬莱軒は、これまでも何度も行こうとはしたが・・・普段のウィークデーでさえ一時間、二時間待ち当たり前(予約制度なし)なので、わたしゃあ一度も行ったことなかった。今回初めて、意を決して2時間待って→席に座り「ひつまぶし」を注文→さら待つこと30分以上!!→やっと、かの有名な「蓬莱軒のひつまぶし」にありつけた。
 確かに、いゃ〜あ旨かった!!。たぶん、これまで食してきたナゴヤの他の店のひつまぶしのなかでは、一番旨かった、んじゃあないか、と思う。